T1 BWSは、より速く歯列を拡大するためにFarrell Bent Wire System™ BWS™と併用します。
T1は鼻呼吸の獲得と筋機能習癖の改善を目的とし、Bent Wire System™は正しい舌位に必要なスペースを獲得するために歯列を拡大します。
上顎歯列で十分なスペースが得られたならばBWS™を外してMyobrace® T2に移行します。

T1 BWSはMサイズのみになります。

T2は前歯部の拡大を促す構造を追加したDynamiCore™による、適正な歯列の発育と維持を目的としています。
これにより正しい安静時の舌位と嚥下パターンを獲得するための舌のスペースが得られ、歯並びを改善します。

上記の目標が達成された場合のみT3へ移行します。

T2にはMとLの2サイズがあります。

T3は歯の配列の段階で使用されます。

DynamiCore™がアーチワイヤーとして作用し、トゥーススロットが歯列弓長を増加させて歯の配列を助けます。
T3は、毎日装着しないと歯列のスペースが失われるため、患者さんのコンプライアンスが不可欠です。
T3は歯の配列に重点を置いていますが、T1とT2と同様に習癖改善機能も持っています。
良好な歯の配列が達成されてからT4へ移行します。

T3には7つサイズがあります。

T3NはT3と外観は同じですが、内部にDynamiCore™がありません。

これにより柔軟性が増し保持力が高まります。使用開始時の夜間の使用に適しています。日中はT3を使用します。
もう一つの方法として、最初の1、2ヶ月は夜間にT2を、日中にT3を使用し、その後はT3のみを使用する方法があります。
約2ヶ月間毎晩口腔内に保持できるようになってからT4に移行します。

T3Nには7つサイズがあります。

ステージ4. 保定：習癖の改善を維持しながら歯の配列を保定 （4-6 months）
T4はTシリーズの最終の装置であり、習癖の改善を継続し、歯の配列を維持しながら良好な口唇位と鼻呼吸を強化します。
T4は歯と顎関係の最終配列を目的とし、治療終了後はリテーナーとして使用します。
穴の開いたタンタグはスポットへの舌の位置付けを促します。長期のリテーナーとして使用できます。

T4にはMとLの2サイズがあります。